しばらく更新なく放置しておりました。
7月末から8月頭までの間、群馬県神流町にて行われた、大工志塾の1期生の集合実技研修に、指導講師として行きました。
大工志塾というのは、国家プロジェクト大工育成塾の後続になるもので、育成塾時代と同じく、これを修了した大工が大工志となり、今後の日本建築の発展を担います。
具体的に日本建築というと、伝統構法の継承が1番の課題となります。
そして今回の修了制作もまた、伝統工法で建てるというもので、塾生と大工志の手によって墨付け、刻みをしていきます。
今の時代、プレカットが主流になる中で、伝統工法や手刻みといったものが失われつつあります。
ここで止めないことには日本の建築の未来が危ぶまれ、本物の大工がいなくなります。
機械にできない加工もこなせることが求められます。