大工志塾5期生集合実技研修―八角東屋―

 

神流町集合実技研修

始まりましたー!!

今回の塾生は5期生

1学年目の生徒達となり、大阪は僕が担当しています。

みんな真面目でひたむきなので、いい研修になるんじゃないかと楽しみにしています

材料を作業台に並べ、墨付け開始です

本当に初めての塾生ばかりなので、全ての手順を1から説明しながら、最初は足並み揃えて同じように進めていきました

今回は八角堂なので、柱も八角

ほぞの穴を掘った後、八角に加工します

1年目のみんなにはかなり難易度が高いですが、ひた向きに頑張っていて、並んでる姿もなかなか画になっていました

手で削って仕上げです

研ぎ方を教えたり、削り方も教える等

時間にもゆとりを持てる塾生もおり、

安全に進められました

前組が1番気を遣いました

桁は捻子組になり、ここが狂えば全てダメになってしまうことになるので、順に合わせていき、皮一枚のレベルの微調整を行いました。

大工志が都度チェックし、塾生に任せる作業

緊張感を持って取り組み、無事組み上げる準備ができました。

現場では1足先に柱と貫が取り付き

ドッシリと立っていました

その上に捻子組の桁たち

柱とも噛み合い、バッチリ納まりました

そして難関の隅木と蕪束

全て問題なく納まり、1山越えました

想定以上に順調に進み、扇垂木、広小舞と

取り付けが完了しました

化粧の野地板を打ち終わり

内側からのぞくと、仕事が全部見える納まりです。

塾生には今回の経験を経て、誤魔化しの利かなさを感じ取り、ゆくゆく大事になる責任感も感じていってもらえたらなと思います。

屋根の野地板も化粧の板を張り、かなり美しく、八角の隅木も見映え良く感じます。

大工1年目とは思えないほど見事な八角堂が建ちました。

 

反省や課題はそれぞれにあり、満足度も違うと思いますが、今回の研修は総合的に得られるものがたくさんあったように思います。

またたくさんの熱意が溢れてきたので、大阪に帰って頑張りたいと思います!

 


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