今回のモデルで、大工制作をした家具や小物を紹介します。
まずメインとなる座卓になります
今回縁があり、幻の木と言われるカヤの木を使用させていただきました。
その成長の速度から大木になるまでに200年を要し、また育手もいないため、稀少な木になります。
鉋で仕上げ、ピカピカの艶に
油分も多く、香りが立ちます。
脚も同じ茅の木で、脚の加工は大工らしく四方転びという技法で
次いで蜜柑の木で作った引手になります。
こちらも縁あったお客さんからいただいた物になります。
木の建具に合い、握り心地も最高です
こちらは照明の笠木として制作しました。
大工ならではを目指したく、東屋から着想を得たものです。
八角屋根の東屋をモチーフとし、合掌部分の競り合いもしっかりと意識しました。
競り合いを作ることで、合掌のバランスがとれ、保つことができます。
これは屋根でも同じことで、この競り合いが無ければ脆弱で、崩壊しやすい建物になります。
トイレには、ペーパーホルダーを作ってみました
そしてこれは、もみの木で作った屑入れになります
もみの効果を存分に活かし、臭いなし、カビなし、いつまでもスッキリとした使い心地です
杉の端材で作ったハンガーです
ハンガー用のフックを付けることも考えましたが、コストも抑えてと思い、紐に小さなフックをかける仕様にしました。
ハンガーパイプも木で作りました
最後に、もみ、スピンオフでお世話になっている、日本ISJ研究所さんから、もみの大きな天板をいただきました!
こちらもここまで育つのに、百年以上の年月をかけられています。
さらに乾燥にも数十年
丁寧に丁寧に仕上げさせていただきました。
大工による制作を取り入れることで、家のイニシャルコストを抑えることができたり、完全オーダーなのでお家に合った家具作りをすることができます。
ストック材も多々ありますので、是非ご検討いただきたいです