数寄屋風 和食屋さん工...
年末頃から工事をさせていただいた、和食屋さんです。
まずメ...
22.Feb.2023
木組の重要性について。
木組は、長く住まい手を守る家を建てるにあたって最も技術と知識を要する部分です。
手刻みによる木組であれば、金物を必要とせず、揺れ等の力を受けても吸収し、逃がすことができます。
木の家は、そうすることで本来の力を発揮し、住む人の命と財産を守ることができます。
残念ながらプレカットでは木組の実現は不可能なので、多くの人に知ってもらうことは難しい現状です。
継手や仕口を木栓で引くことにより胴付きを付け、しっかり面と面の接合になります。
木栓で寄せるように刻むことが重要になります。
両引きのボルトを使う接合が、比にならない強度を持たせる方法です。
木組の中でも、昔ながらの形として 折置組という組み方が広く使われています。
渡りあごや台持ち継ぎ等、直行に重ねていき、捻じれにも強くなるように組み、一体となる構造で支えます。
丸太を使うのも、製材のコストを抑えることと、本来のクセのままを使うことで変形を少なくすることにもなり、あらゆる面でいいこと尽くしです!
手刻みによる木組の家が、再び陽の目を見る日が来ますように。
株式会社仮谷工務店
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