大阪・難波にて、看板の復元工事をさせていただきました。
造園屋さんの松葉舎さんからいただいたお仕事です。
元の看板と同じ形で、丸太の骨組みに杉皮と女竹の屋根をのせた看板を作り直しました。

元の看板です。
二、三十年ほど経ち、屋根の杉皮が傷み、竹も割れてきていました。

妻には、丸太の木口に銅板を巻いた鼻がついています。
復元なので、元の看板と寸法を合わせられるようにして作っていきます。

材は桧です。
柱と土台・棟木には磨き丸太、母屋と垂木には海部丸太を使いました。
加工と組み上げは、家具屋さんの作業場をお借りしてさせていただきました。

土台の磨き丸太です。
丸太どうしが取り合うところは「光付け」で納めています。
「光付け」(ひかりつけ)とは、相手の丸太の曲面を写し取り、隙間なく削り合わせることです。
非常にシビアな仕事なので、1つ1つ気を使いました。

屋根の骨組みです。
垂木の上に桟を組んで、杉皮をのせる下地にしています。
ほぞ穴などは貫通させ、水が抜けるようにしました。

屋根を下から見たところです。
丸太の母屋と垂木の上に、杉皮を葺いています。
杉皮などは、松葉舎さんにしていただきました。

木口には、元の看板と同じように銅板を巻きました。
銅板は鼻と棟、土台に巻いています。
銅板の仕事は、宮崎板金さんにしていただきました。

杉皮の上に女竹を並べ、縄で結んで押さえています。

屋根ができあがりました。

看板を照らす照明も、4台取り付けました。
電気は、電気屋さんにお願いしました。

左が元の看板、右が新しい看板です。
寸法を元の看板に合わせて作っています。

2023年8月ごろ、現地に据え付けました。

柳の下に、新しい看板が立ちました。
完成したときは、松葉舎の小松さんと一緒に喜びました。
二、三十年立ってきた看板を、また同じ形で残すことができました。
この度は良きご縁をいただき、感謝です。
※ 仮谷工務店では、大阪を中心に、もみの木と伝統構法による家づくりをさせていただいています。
株式会社仮谷工務店
住所:大阪府大阪市住之江区北加賀屋2-4-23
電話番号:090-5059-8721
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